2425 件中 1 〜 20 件
金, 慶南 KIM, KYON-NAN
本稿は、韓国における大統領記録物の管理と大統領記録館の設立に関する経過と展望について、既存の研究や議論をふまえ、論じたものである。まず、歴代大統領別に、大統領記録管理の規定、政府及び民間が所蔵する大統領記録物の状況を具体的に検討することによって、政権の変動が記録物に隠蔽や毀損などの深刻な影響を及ぼしていることを提示した。第二に、大統領記録の引継・引受について、現行の記録物管理法に照らして検討し、その実施による収集成果、問題点についてみた。第三に、民間で所蔵される大統領記録物と民間設立による大統領記録に関する施設の経緯をたどって、従来の大統領記録館設立のための法律規定と未備点を検討しつつ、今後の韓国における大統領記録館設立の方向性を探った。韓国大統領記録物の管理と大統領記録館の設立の動きは韓国における民主化の発展とともに歩んできたものであることをふまえて、政府レベルでの諸課題遂行が重要である。
金, 時徳 KIM, Shiderk
本稿は国立国会図書館所蔵『絵本武勇大功記』を翻刻し、注釈と解題を附したものである。本書刊行の背景には、浄瑠璃における天明・寛政年間の太閤記物ブームがある。毛谷村六助が加藤清正(本書では加藤正清)に仕えるまでの事情を描く本書巻上には、浄瑠璃『彦山権現誓助劔』との類似性が見られる。しかし、豊臣秀吉の朝鮮侵略のことを描く本書巻中・下の場合、その直接的な典拠は浄瑠璃ではなく、加藤清正の一代記である『清正記』・『朝鮮太平記』等の朝鮮軍記物の諸作品であることが確認される。一八世紀初期までの朝鮮軍記物の諸作品は軍記『朝鮮太平記』・『朝鮮軍記大全』に集大成され、絵本読本『絵本朝鮮軍記』・同『絵本太閤記』(第六・七篇)は一九世紀の朝鮮軍記物を代表する作品であるが、その間の一八世紀中・後期に著された朝鮮軍記物の数は少ない。本書は、朝鮮軍記物における一八世紀中・後期の空白を埋める作品として意味を持つ。
木場, 貴俊
狩野派で主に描かれてきた、化物の名称と容姿を個別に並べた「化物尽くし絵巻」と総称される絵巻(狩野派系統本)は、江戸文化特有の作品である。その系譜上に位置付けられる、国際日本文化研究センター所蔵『諸国妖怪図巻』(長岡多門作、18 世紀以降 以下、日文研本)は、詞書(ことばがき)がある狩野派系統本として珍しい作品である。本論は、『諸国妖怪図巻』とそれと関係する詞書がある二巻の絵巻、作者不明『化物尽くし絵巻』(國松良康氏所蔵、18 世紀以降 以下、國松本)と作者不明『怪奇談絵詞』(福岡市博物館所蔵、江戸末期~明治時代)を比較することで、各絵巻の特徴や関連性を考察したものである。
石原, 昌信 石垣, 勝己 当山, 清善 Ishihara, Masanobu Ishigaki, Katsumi Toyama, Seizen
粉砕バガスの酵素分解反応を行ない,酵素分解生成物の紫外部吸収値とフェノール化合物について調べた。酵素分解生成物をNaOH溶液で前処理すると280nm吸収値が著しく増加した。NaOH処理した酵素分解生成物にはフェルラ酸以外のフェノール化合物は認められなかった。酵素分解生成物中のフェルラ酸をペーパークロマトグラフィーにより他成分と分離するには試料をNaOHで前処理する必要があった。バガス中のフェノール化合物量とバガスの酵素分解性との間には相関性が認められた。酵素分解生成物はゲル濾過により高分子及び低分子画分に分画され,両画分にはフェルラ酸と糖が存在した。高分子画分の糖成分はグルコース,キシロース及びアラビノースであった。
渡嘉敷, 義浩 金城, 民明 佐藤, 一紘 志茂, 守孝 Tokashiki, Yoshihiro Kinjyo, Tamiaki Sato, Kazuhiro Shimo, Moritaka
潮の干満の影響を受ける入り江や河口付近のマングローブ群落は, 水産資源の涵養, 環境保全や国土保全, 生物生産等に大きな機能的役割を果すと考えられる。しかし, 上げ潮や下げ潮時にマングローブ群落内を流入・流出・移動し, 表層堆積物の形成に関わるコロイド状浮遊物の特性や動態等については不明なことが多い。ここでは, 石垣島の吹通川流域のマングローブ群落を選定し, 潮の干満前後や昼夜間における表層堆積物およびコロイド状浮遊物の特徴を調べた。潮の干満に伴う水中浮遊物は, 河口付近ほど海浜由来, 中流や上流付近ほど陸地由来の粒子類の多い傾向を示した。また, それらの浮遊物は流水路より群落内部ほど粒径が細かく, 腐植含量も高い特徴を示した。潮の干満前後の表層堆積物は, 表面に薄い粘土皮膜が形成され, 河川の縁より群落内部ほど粒径が粗く, CaCO_3含量, あられ石や方解石の含量も多い特徴を示した。それらの腐植含量は群落の縁で最も高く, 夜間より昼間に高い特徴を示した。表層堆積物周辺の浮遊物は, 腐植含量が群落内部で最も高く, 群落の縁, 河川の縁の順に少ない傾向の他, 昼間より夜間に若干高い傾向を示した。上げ潮時の表層堆積物表面の泡と下げ潮時の水面浮遊物では, 腐植含量が後者で著しく高く, いずれも夜間より昼間に高い特徴を示した。これらのことから, 昼間や群落内部では表層堆積物中や周辺の生物活動が活発で, それらに由来する有機物(腐植)の増加が示唆された。そして, 群落の縁付近に多い有機物(腐植)は, 水中や群落中の浮遊物が潮の干満に伴って流入・流出・移動・堆積する過程に大きな影響を及ぼすことが示唆された。
堀田, 慎一郎 HOTTA, Shinichiro
公文書管理法は、大学アーカイブズにとって大きな意義を持つ法律である。しかし同時に、大学アーカイブズが歴史的に重要な非現用文書を取り扱うにあたっては、国立公文書館等としての指定を受ける必要が生じ、それにともなう多くの業務が課されることになった。施行5年後の見直しに向けて、指定のあり方や歴史公文書等の選定方法、個人文書等や刊行物資料の位置づけ、時の経過による利用制限への考慮の問題など、業務経験を積みながら議論を重ねて行く必要がある。また、地域の学術研究や高等教育のセンターである国立大学は、できるだけ国立公文書館等を設置するべきである。抜本的には財政的措置が不可欠だが、当面の措置として、より多くの独立行政法人等が国立公文書館等を設置することができる制度が望まれる。
伊藤, 美幸
渡辺幽香《幼児図》は明治26年(1893)に世界コロンブス博覧会の婦人館で展示された油彩画である。太閤記物に登場する猛将福島正則の幼時の逸話に基づき、石臼を引きずる幼児の姿が描かれている。また、幼児が素手で捕まえる蜻蛉は中国を暗示する龍と結びつけることで、日清戦争前年の時局を想起させるものとなっている。先行研究において本作は日本近代洋画の流れのなかで捉えられてきた。また、本作が近世の太閤記物から連なる作品であることが提示されている。本稿では太閤記物の系譜のなかで《幼児図》を取り上げ、福島正則の幼時の逸話を題材とする画題の展開を検討し、近世から近代へといたる太閤記物の文化史的な受容の一端を明らかにする。
山田, 慶兒
ひとは物を分類し、認識する。しかし、どのような分類法を使っても、うまく分類できない物、複数の領域に分類される物、いいかえれば両義的な物が存在する。このような両義的な存在は、存在の不確かさのゆえに、独自の意味の世界を構成する。ここでは牡蠣と雷斧という二つの両義的存在をとりあげ、その意味の世界と象徴作用を分析する。
国際日本文化研究センター, 資料課資料利用係
日文研は研究成果・出版物の多くをweb公開しています。こちらのガイドでは主なコンテンツを紹介しています。
和田, 浩二 朝田, 尚吾 武島, 富貴子 又吉, 悟 仲宗根, 洋子 Wada, Kouji Asada, Shogo Takeshima, Fukio Matayoshi, Satoru Nakasone, Yoko
最終工程における添加物の異なる3種類の黒糖(オイル,オイルおよびシュガーエステル,シュガーエステル添加)の香気成分をガスクロマトグラフ分析および統計的手法を用いることにより解析することを試みた。香気濃縮物をガスクロマトグラフィーに供した結果,70個の定量可能なピークが得られた。しかしながら,添加物の違いによる特異的な成分は認められなかった。一方,70個の香気成分の全体的なパターンは類似していたが,添加物の違いにより黒糖サンプル間に特徴的なピークが認められ,また,香気総量においても異なる傾向を示した。さらに,パターン類似分析法を用いて添加物の異なる黒糖サンプルの定量値を解析した結果,それぞれの黒糖サンプルの香気プロファイルを明らかにすることが可能であった。
石原, 昌信 当山, 清善 与那覇, 和雄 Ishihara, Masanobu Toyama, Seizen Yonaha, Kazuo
キャッサバ磨砕物の酵素による液状化, 液化及び糖化条件を設定するとともに糖化液の酵母によるアルコール発酵条件について検討した。磨砕物はペクチナーゼを添加して加温(40℃)することにより液状化された。液状化程度は酵素量と処理時間に依存した。液状化物にα-アミラーゼ及びグルコアミラーゼを加えて加温(40℃)しても還元糖量の増加はみられなかった。液状化物はα-アミラーゼ存在下で加温処理(80℃, 10分間)することにより液化された。液化物はグルコアミラーゼによって分解・糖化され, 還元糖量が増加した。液化の最適処理温度は80℃付近であった。キャッサバの酵素糖化物に酵母を加えてアルコール発酵を行なった結果, 発酵48時間でアルコール濃度16.5%の発酵液が得られた。キャッサバ500gから生成されるアルコール量は64.5gであった。
宮良, 永好 Miyara, Eiko
石垣島土壌の粒径分析を行ない,腐植の集積量との関係を調べた。また母岩と腐植の集積量との関係を調べた。得られた結果は次のとおりである。1.石垣島土壌は細砂またはシルトの割合が高い。2.有機物の集積量は粘土ナシルト含量に支配され両者の間には直線関係が認められる。腐植の集積は植生により草地型と林地型に分けられる。同程度の粘土+シルト含量に対しては林地の方が有機物の集積量は多い。3.有機物の集積量と粘土含量の間には一定の関係は認められない。4.有機物の集積と母岩の関係では,安山岩つづいて変成岩起源の土壌の有機物含量が若干多い。
照屋, 亮 広瀬, 直人 謝花, 治 高良, 健作 大城, 良計 TERUYA, Ryo HIROSE, Naoto JAHANA, Osamu TAKARA, Kensaku OOSIRO, Yoshikazu
サトウキビ外皮(ラインド)アルカリ抽出液に含まれる抽出液のフェノール性化合物を分析し、抽出条件や品種、および収穫時期による抽出量について検討した。ラインドアルカリ抽出液には、 p-クマル酸やフェルラ酸を主体とするフェノール性化合物が含まれていた。抽出効率は、抽出温度が強く影響した。フェノール性化合物の含有量は品種によって異なるが、収穫時期や登熟程度による変動は小さかった。また、簡易分析法としてフォーリンデニス法が適用可能であった。
福原, 敏男 Fukuhara, Toshio
一つ物と称する稚児や人形がお渡りする祭礼がある。従来民俗学ではこれをヨリマシ(憑坐・依坐)・ヨリシロ(憑代・依代)と解釈してきた。それに対して、本稿では近畿・九州地方の事例を中心に検討することによって一つ物を再考する。一つ物は平安末期に畿内の祭礼において、馬長(童)が田楽・王の舞・獅子舞・十列・巫女神楽・相撲・競馬・流鏑馬という当時の典型的な祭礼芸能の構成に組み入れられることによって成立した。その成立の場は、宇治・春日・祇園・稲荷・今宮・日吉などの祭にある。一つ物は中世に畿内の祭礼・法会芸能から各地へ、天台―日吉社系の神事芸能構成の一つとして、あるいは八幡社放生会系の神事芸能構成の一つとして伝播した。各地に土着した一つ物は、中世祭祀組織や宮座が解体・変質すると多くのものは消えていった。一つ物はもともと若者や大人も勤め、その生命は意外性や目立つ趣向にあった。しかし、一つ物は祭という同一の形が繰り返される行為のなかで、芸もなくマンネリ化がすすみ多くのものは飽きられて消えていった。そのなかで、稚児や人形が動員されることによってのみ愛でられ命脈を保ち得た。一つ物は元来神賑であったので行列に参加する宗教的意味は希薄で、近代になって民俗学者により憑坐と解釈された。一つ物の本質が、本来の俗(渡り物の一種)から聖(神霊の憑坐)へと解釈されていき現在の定説となっている。一つ物はその発生の平安期の祭礼において、すでに神輿とともに登場している。神学的にいうなら神は神輿にのって御旅所にお渡りするのに、何故別に憑坐に神を憑らせなくてはならないのだろうか。「一つ物」の「一つ」は、数詞とともに一番という順序の意味もあり、一番最初にお渡りをする、一番目立つ、という二つの意味があるのではないか。一つ物の本質は、渡り物・神幸・神のみゆき(お渡り)・渡御・行列(パレード)における風流なのである。
和田, 浩二 武島, 富貴子 朝田, 尚吾 高野, 義彦 又吉, 悟 仲宗根, 洋子 Wada, Kouji Takeshima, Fukiko Asada, Shogo Takano, Yoshihiko Matayoshi, Satoru Nakasone, Yoko
最終工程における添加物の異なる3種類の黒糖(オイル,オイルおよびシュガーエステル,シュガーエステル添加)の香気成分をガスクロマトグラフ分析および統計的手法を用いることにより解析することを試みた。香気濃縮物をガスクロマトグラフィーに供した結果,87個の定量可能なピークが得られ,黒糖の香りや発現に寄与すると考えられるピラジン類やフエノール類が検出された。しかしながら,添加物の違いによる特異的な成分は認められなかった。一方,87個の香気成分の全体的なパターンは類似していたが,添加物の違いにより黒糖サンプル間に特徴的なピークが認められ,また,香気総量においても異なる傾向を示した。さらに,パターン類似分析法を用いて添加物の異なる黒糖サンプルの定量値を解析した結果,それぞれの黒糖サンプルの香気プロファイルを明らかにすることが可能であった。
川瀬, 久美子 Kawase, Kumiko
中部日本の矢作川下流低地において,縄文海進のおよんだ地域を対象として,ボーリング資料の整理,加速器質量分析計による堆積物の¹⁴C年代値の測定,珪藻分析を行い,完新世後半の低地の地形環境の変化を明らかにした。表層地質の整理から,沖積層上部砂層の上位に腐植物混じりの後背湿地堆積物が堆積し,洪水氾濫堆積物と考えられる砂層によって覆われていることが明らかとなった。後背湿地堆積物を覆う砂層は,支流沿いでは自然堤防を構成している。堆積物の珪藻分析結果は,後背湿地堆積物が安定した止水環境で堆積し,その上位は流水の影響が強まったことを示唆しており,堆積物からみた堆積環境の変遷を支持している。静穏な環境から河成作用が卓越する環境への変化は,約2,000年前におこった。本研究で推定された上記の環境変化が,対象地域の上流部においてもみられたことが従来の研究で指摘されている。それらによれば,約2,000年前頃から洪水氾濫の影響が強くなり,古墳時代には顕著な自然堤防が形成されるようになった。この一連の堆積環境の変化には,気候の湿潤化による洪水氾濫の激化と,人為的な森林破壊による土砂供給量の増大が関与している可能性がある。
津村, 徳道 Tsumura, Norimichi
保存と展示のジレンマから,博物館などの収蔵物の多くは,研究用に用いられているが,一般の人々に鑑賞されずに歴史的価値を後世に引き継ぐためにひたすら眠りつづけている。デジタルアーカイブはこれらの問題を解決するものとして期待されている。しかし,色や質感の正確な記録には多大な労力と時間を要するため,正確なデジタルアーカイブを実現するのは現状では困難である。本論文では,我々の研究例を基に,正確かつ効率的な物体の色と質感の正確な記録方法と再現方法を提案する。これらの技術が益々精錬され,実用化され,我々に膨大な文化遺産との新たな交流を与えると信じている。
仲宗根, 洋子 和田, 浩二 玉城, 典子 桜井, 達生 又吉, 悟 高良, 健作 Nakasone, Yoko Wada, Kouji Tamashiro, Noriko Sakurai, Tatsuo Matayoshi, Satoru Takara, Kensaku
用いた含蜜糖試料の有機溶媒による抽出物には抗酸化力があった。抽出に適した有機溶媒としては, アセトンよりも塩化メチレンの方がすぐれていた。黒糖Aの抽出物の収量は, 他の黒糖試料よりも良好であり, 非極性溶剤に可溶な物質を除いたのちの塩化メチレン抽出物から, 強い抗酸化物質が単離できるものと予想された。
加藤, 祥 KATO, Sachi
テキストの示す対象物を認識するために,どのような内容を記述することが有用か。本稿では,動物を例にした3種類の実験に基づく考察結果を報告する。複数辞書に共通して記載のある語釈,辞書の語釈に不足しているとされた情報を追加したテキスト,コーパス(現代日本語書き言葉均衡コーパス・Google日本語n-gram)から取得した用例を用い,それぞれのテキストから対象物を同定する実験を行った。どの実験結果でも正答率は半数程度にとどまり,テキストのみからの対象物認識は困難であった。また,対象物の認識に求められた情報は,主に読み手の経験や知識を喚起する情報と,提示された情報によって設定したカテゴリにおける他メンバーとの差異に関する情報であった。我々が実際目にするテキスト(コーパス)からは,個別的一般的な経験や知識は取得しやすく,予め読み手の保有している知識と合致した場合には有用な情報となる。しかし,対象物に関する知識が読み手に不足している場合,対象物の認識には親カテゴリのプロトタイプとの差異を記述することが有用であり,あるいは誤認を避けるために他メンバーとの差別化が可能な記述を行うことが有用であるとわかった。
屋我, 嗣良 Yaga, Shiryo
イエシロアリの口腔および肛門から排出された分泌物について検討した。酸加水分解によって, 分泌物は約55%の糖と20%のアミノ酸で構成されていた。ペーパークロマトグラフイにより糖の構成はD-gluculonic acid, ?(Rf 0.32), D-galactose, D-glucose, D-xylose, L-rhamnose, ?(Rf 0.79)がスポット面積比で1 : 1 : 2 : 2 : 1 : 1 : 1であり, アミノ酸の構成はAsparatic acid, L-glutamic acid, Alanine, L-tyrosine, D, E, Gがスポット面積比で1 : 1 : 2 : 2 : 1 : 1 : 1であることを示した。一方嗜好性テストで糖部よりはアミノ酸部に嗜好性を示し, アミノ酸でも, とくにAsparatic acidとL-tyrosineの混合物に強い嗜好性を示した。
中西, 久治 照屋, 輝一 小山, 智之 与那嶺, 正人 横枕, 貴弘 安仁屋, 洋子 NAKANISHI, Hisaharu TERUYA, Kiichi KOYAMA, Tomoyuki YONAMINE, Naoto YOKOMAKURA, Takahiro ANIYA, Yoko
紅麹の乾燥粉末の抽出物を用いDPPHラジカルスカベンジャー作用を調べた結果、紅麹菌43株のうち10株に抗酸化作用が確認できた。さらにM.anka IFO 6085,M.anka IFO 4478について脂質過酸化反応を調べた結果、これら紅麹抽出物は脂質過酸化反応も抑制することが確認できた。M.anka IFO 6085の紅麹抽出物をSephadex G-75のカラムクロマトグラフィーにより分画した活性画分(G-75画分)をラットに投与し、四塩化炭素やアセトアミノフェンによる肝障害が軽減されるかを検討した。四塩化炭素では、紅麹抽出物(G-75画分)の投与によりGSHの低下が顕著に抑制された。また、アセトアミノフェンでのSGST、GOT活性の増加を顕著に抑制した。更に、紅麹抽出物自身の毒性はほどんど見られなかった。以上のことより、これら紅麹は強い抗酸化作用とラジカルスカベンジャー作用を有し、肝毒性の予防や治療薬としての利用が可能と考えられた。
原, 淳一郎 Hara, Junichiro
往来物研究は、岡村金太郎編『往来物分類目録』、石川謙・石川松太郎編『日本教科書大系・往来編』、石川松太郎『往来物の成立と展開』といった先駆的な業績によって先鞭がつけられたが、その成立過程および系譜の考察が主であった。二千年代に入ってから相次いだ研究書の刊行によって、ようやくその社会的役割の検討にも目が向けられるに至った。しかし依然として教育史の観点すなわち「庶民教育のテキストである」という固定観念から逸脱することはなかった。そのため本稿で検討をおこなう「参詣型」往来についても、「『道中膝栗毛』が流行するような旅行ブームに乗っかった一時的なもの」という評価しか与えられてこなかった。この意味で、往来物の社会的役割への考察は未だ多くの可能性を秘めたものであると考える。
当山, 清善 石原, 昌信 与那覇, 和雄 大久保, 勉 Toyama, Seizen Ishihara, Masanobu Yonaha, Kazuo Ohkubo, Tsutomu
甘藷芋(100kg)を酵素剤で処理し, 150l容発酵槽を用いて発酵を行ないエタノール生産について検討した。芋の磨砕物にペクチナーゼ(100g)を加えて処理(pH4.5,25℃, 18時間)することにより液状化を図った。澱粉の糊化と液化を図るために, 液状化物にα-アミラーゼ(50g)を加えて加熱処理(pH5.5,80℃, 10分間)を行った。加熱処理することにより澱粉の糖化が容易となり, 液状化物の粘度も低下した。加熱処理して得た液化物はグルコアミラーゼ(100g)で処理(pH45,40℃, 4時間)することにより糖化された。糖化物に栄養源と乾燥パン酵母(400g)を加えてpH4.5,30℃でエタノール発酵を行った。発酵30時間でエタノール濃度16.5%の発酵液が得られ, 発酵歩合は82%であった。発酵過程で6.6m^3の炭酸ガスが発生した。発酵液を単式蒸留装置で蒸留することにより, 50%エタノール溶液30lが得られた。
福嶋, 秩子
仕事着の名称として知られるサックリはサキオリ(裂き織り)が語源である。名称の分布図からその変化のプロセスをたどることができるが,指示物の分布図も描き,指示物の変化のプロセスについてもあわせて考察した。また,裂き織りの名称として使われるツヅレなどの別語についても同様の分析を行った。古木綿布を裂いたものを横糸とするのが典型的な裂き織りであるが,それ以外のものも裂き織りの名称で呼ばれることがあることから,多様な裂き織りの視点から名称ごとに考察し,指示物の変化の過程を明らかにした。
加藤, 祥 KATO, Sachi
テキストに記された対象物を読み手が適切に認識するとき,どのような情報がどのような順序で提示されているのか。
ルービン, ジェイ
能は舞台芸能であるから、舞台抜きの文学作品としては完全に鑑賞することはできない。しかし、演能のベースになる謡曲の重要な文学的要素を無視しては舞台の能を完全に鑑賞することもできない。能は一種の舞だと言っても、抽象的な動きだけでなくて、ストーリーを語る舞だから、そのストーリーを―つまり、舞台の彼方の、聴衆の想像の中に展開する部分を―理解して初めて舞の意味が分かってくる。言い換えれば、謡曲を独立した文学作品として読んでも、演能の台本として読んでも、謡曲の文学的分析が能鑑賞の不可欠の部分である。そういう文学的分析の効果的なガイドになるのは、能の曲目を五つの種別に分ける、江戸時代にようやく発展した「五番立て」(ごばんだて、「五番立」とも)という、上演システムである。五つのカテゴリーが五つの文学的表現法を前提とするので、特定の曲がどのカテゴリーに属するかを知っておけば、その謡曲または曲全体がどういうテーマやムードを表現するかを定義するための大きな手がかりとなる。五番立ての五つのカテゴリーとその表現様式は次の通りである。1、神能(感歎様式)、2、修羅物(叙事様式)、3、鬘物(叙情様式)、4、四番目物(狂乱物、遊樂物、遊樂執心物、人情物、現在物、怨霊物などを含む)(演劇様式)、5、鬼物(スペクタクル様式)。ここではカテゴリーと様式を踏まえて、一四曲の能のテーマや表象などの伝統的な文学的要素を分析して、具体的な例を提供してみる。
滕, 越 小磯, 花絵 TENG, Yue
本研究では、日中バイリンガル家庭で育つ幼児の中国語の発達について検討する。バイリンガル児の言語発達については、音韻や語彙、統語面からの分析があるが、養育者とのコミュニケーションの中でどのように言語発達が進むかについての研究は不十分である。本研究では、一事例として、日本語母語話者の母親と中国語母語話者の父親の間に育つ女児1名(1歳7か月から2歳0か月)の「谢谢(ありがとう)」の使用を分析した。その結果、(1)相互行為上、「谢谢」は主に養育者から物を受け取った後に使用されるが、物を渡した後や受け取る前にも産出されることがある、(2)構文の面では、成人の典型的な用例以外にも、「谢谢+物を受け取った側」、「物を渡した側+谢谢+物を受け取った側」など、多くのバリエーションがある、(3)養育者は中国語能力にかかわらず女児の「谢谢」使用に対し肯定的であるが、中国語能力に応じて異なる役割を担っていることが明らかになった。
藤尾, 慎一郎 Fujio, Shinichiro
本稿は,ブリテン新石器時代の葬制研究を紹介したものである。ブリテン新石器研究は,近代考古学がはじまって以来,巨石建造物(メガリス)を研究対象にしてきた。巨石建造物が新石器時代の編年をおこなう際の指標として位置づけられてきたこともあるが,何よりもそこからみつかる大量のバラバラになった人骨が人々の関心をひきつけてきたからである。人骨がみつかるために,巨石建造物はしごく当然に墓と考えられ,なぜ,このような状況で大量の骨がみつかるのか,を考えた葬制研究が,ブリテン新石器研究の中心だったのである。
仲宗根, 洋子 川上, 博哉 石井, 加奈子 末吉, 孝太郎 高良, 健作 和田, 浩二 桑江, 育代 国仲, 晋弥 Nakasone, Yoko Kawakami, Hirochika Ishii, Kanako Sueyoshi, Koutaro Takara, Kensaku Wada, Kouji Kuwae, Ikuyo KuniNaka, Shin-ya
原料サトウキビおよびシラップ中のフェノール化合物の分離精製を行い黒糖製造中のこれらのフェノール化合物のゆくえを調べることを試みた。サトウキビにはフェノール化合物があって、その多くは、配糖体の形で見出された。黒糖のフェノール配糖体およびそのアグリコンは原料サトウキビ成分に由来する、と推察した。終わりに、貴重な試料(第一汁、シラップ)を御恵与下さいました宮古製糖(株)多良間工場、新里光男氏、兼元勝正氏、仲間時次氏に謝意を表します。質量分析に関する御助言をいただきました東京大学分子細胞生物学研究所、小林久芳博士に感謝いたします。
外間, ゆき 桂, 正子 東盛, キヨ子 Hokama, Yuki Katsura, Masako Higashimori, Kiyoko
にがうり果実の生,電子レンジ加熱処理,果汁およびそれらの冷凍物中のビタミンC含有量を測定し,次の結果を得た。\n1)にがうり果実の果肉部の平均TVCは,100.23mg%であった。種子のう部は果肉部よりTVCが多かった。電子レンジ加熱処理によるTVCの減少は殆んどみられなかった。果汁調製物中のTVCは11~15mg%であった。\n2)果肉の半月切り,すりおろした果肉,オートー果汁の冷凍物F~JのTVCは経時的に減少し,RVCもほゞ同様に減少した。電子レンジ加熱処理したものについても同様に減少した。それらの6か月目のTVCは調製直後の約50~70%に,RVCで約15~40%残であった。にがうり果汁の冷凍物K~OのTVCはKを除いて経時的に噌加し明らかにDNPとの反応物質の生成がみられた。
近, 大志 神原, 一帆 Chika, Taishi Kambara, Kazuho
複合名詞(NN-Compound; NNC) は構成要素に還元できないような名詞間の意味関係を含むため,構成性を前提としたアプローチに対して重大な問題を喚起する(cf. Partee 1995).Levin et al. (2019) は「後部要素N2 が自然種であるか人工物であるかによって,NNC の解釈のパタンが特定のクラスに収束する」という一般性の高い仮説を提唱した。本研究ではこの仮説が日本語においても有効かどうかを検討するため,BCCWJ から[格助詞|普通名詞|普通名詞|格助詞] のパタンに合致する事例を無作為に500 件抽出し,N2 が人工物・自然物であるかを判定した。その結果,N2 は人工物・自然種の区別では説明できない要素を多分に含むだけではなく,この区分に該当する半数近くの事例がLevin らの説明からは十分に記述できない意味関係を持つことが判明したため,本仮説は日本語のNNC では必ずしも妥当ではないと結論づけた。
小波本, 直忠 Kobamoto, Naotada
全トランスーレチナールと20種のアミノ酸の付加反応は, 50%エタノール水中で行なわれ, その結合定数と生成物のモル吸光係数を求めた。使用したアミノ酸の中で, アミノ基のpK値の高いL-オルニチン, L-リジン, 及びβ-アラニンが高い結合定数を与えた。このことから, アミノ酸系の食料起源の昆虫視覚阻害剤の分子レベルに於けるスクリーニングには, レチニリデン化合物形成反応の結合定数と共に, 反応に関与するアミノ基のpK値が指標となり得ることが示された。アニリン及びヒドロキシルアミンについても, 結合定数と反応生成物のモル吸光係数を求めた。L-リジン, アニリン, 及びヒドロキシルアミンが, 適切な条件下で, 全トランスーレナチール脂質二重膜の光電位発生に影響を及ぼすことを認め, 同膜系が, アミノ基を持つ昆虫視覚阻害剤のスクリーニングに利用できることが示された。
本郷, 富士弥 城間, 定夫 Hongo, Fujiya Shiroma, Sadao
本報は, 反芻家畜によるミモシン中毒抑制機序を知るために, 牛第一胃内容物より得られたルーメン液, プロトゾアおよびバクテリアのそれぞれの画分によるミモシンの消長を調査し, ミモシン分解酵素の存在を検索した。また, 各種溶液〔0.1N HCl, citrate buffer (pH2.2), 0.1N NaOHおよび水〕中でのミモシン分解生成物について検討した。その結果を要約すると次のとおりである。1.ルーメン液, プロトゾアおよびバクテリアのそれぞの3画分を, pH6.8,38℃の条件下で, ミモシン(0.5mg/ml)に5時間作用させた場合の残存ミモシン量は, 0.16,0.14および0.15mg/mlといずれも減少することが認められた。また, タンパク質1%当りの5時間後の各画分の低下率は, 約70%を示した。これらのことから, 牛第一胃微生物群によるミモシンの分解が認められた。2.酵素的分解以外で, 種々の溶液中におけるミモシン分解生成物をペーパークロマトグラフィーで分離後, UVスペクトルによって調査した結果, ピリジン類似物質以外に2,3の未知物質の存在が認められた。また, ミモシン分解生成物は, 酸類, 水およびアルカリの順に分解が著しかった。
村野, 正景 MURANO, Masakage
学校博物館は学校内に存在する施設で,一般の博物館と同様に資料の収集,保管,展示,公開などの役割を果たしうる。しかしその歴史や実態の理解は,研究者や学芸員の間で進んでいるとは言えず,そこに所在する学校資料と同じく学校博物館はいまや亡失の危機にある。一方で,学校現場ではいまも学校博物館は活用され,設立もなされている。そんな中,ごく近年になって,学校資料や学校博物館にかかる活動をおこなう研究者や学芸員の存在が多数顕在化しており,学校博物館は新たな局面を迎えている。そこで本稿では,改めて学校博物館の基礎データを収集し,学校博物館の歴史と特徴を社会的状況や学校現場,博物館関係者などの諸点から明らかにすることを試み,あわせて学校博物館への今後の関わり方を検討した。
大友, 一雄 筒井, 弥生 OTOMO, Kazuo TSUTSUI, Yayoi
文部省史料館および国文学研究資料館史料館のインスティチューショナル・アーカイブズである「史料館レコーズ」は、作成後30年を経過した文書から現国文学研究資料館閲覧室で公開されている。この資料群のなかに、いくつかの省庁や府県の文書管理規程が書簡とともに一群をなして存在する。なぜ、これらの資料が残されたのか。原議書綴や関連の文書から、欧米の文書館も参考に、国のアーカイブズであることを意識して、活動していた史料館の姿か浮かび上がってきた。本稿では、史料館草創期に学術資料保存の強い熱意から公文書館的機能の拡充を文部大臣に提案した史料館評議会の関係文書や、評議会の母体となった学術資料分科審議会の議事録などから、文部省史料館の公文書館的機能拡充構想についての文書を中心に紹介する。また、機能拡充構想と密接に関連する、官庁と都道府県に対する公文書の整理保存状況の調査関係書類から作成した一覧表もあわせて紹介する。なお、文部省史料館の正式発足は昭和26年5月のことであり、すでに60年を経たことになる。ひとつの節目と考え、学術的に重要と判断される史料を紹介することにした。
照屋, 晴奈 田中, 敦士 Teruya, Haruna Tanaka, Atsushi
本研究は沖縄県内の特別支援学校の学校図書館の現状を、1.学校図書館としての業務、2.特別支援学校の学校図書館機能、3.学校図書館としての役割の3つの視点から明らかにすることを目的とし、宮古特別支援学校、沖縄盲学校、沖縄ろう学校の3校に対し実態調査を行った。その結果、司書教諭の配置、図書館業務は学校司書が中心であること、圧倒的な予算不足、司書教諭発令に関する基準との矛盾、学校現場の実情と負のスパイラル等が明らかとなった。本研究により、現在、全国で行われている学校図書館を対象とした調査である、文部科学省実施の「学校図書館の現状に関する調査」と、全国学校図書館協議会実施の「学校図書館調査」では明らかにすることができない学校図書館を取り巻く現状や課題が明らかとなった。
当山, 清善 石原, 昌信 Toyama, Seizen Ishihara, Masanobu
200ml容注射筒及び0.6m^3容大型発酵槽を用いて泡盛蒸留廃液を基質としたメタン発酵を行い,ガス発生量及び発生ガス中のメタン含量等について調べた。発酵液(20%スラッジ,湿重)への最適基質添加量は有機物として約9.9g1lであり,最適初発pHは7∿8であった。発酵液へ有機物として0.66g(1.32%)以上加えるとガス発生量及びガス中のメタン含量は著しく減少した。中温発酵(37℃)及び高温発酵(50℃)における発生ガス量は有機物1g当たり930∿1000mlであり,発生ガス中のメタン含量は67∿69.5%であった。発酵初期には主に酢酸及びプロピオン酸の生成,蓄積量が多く,発酵の進行に伴ない徐々に減少した。大型発酵層を用いた中温メタン発酵を行なった結果,発酵7日間で有機物1kg当たり810.7lのガスが発生し,発生ガス中のメタン含量は70%であった。
才津, 祐美子 Saitsu, Yumiko
近代日本の文化財保護制度の歴史的変遷を見ていくと,保護する対象が次第に拡大していっているのがわかる。戦後の文化財保護法(1950年)においても,年を追うごとに文化財の種類が増え,2008年現在では,戦前の国宝保存法(1929年)と史蹟名勝天然紀念物保存法(1919年)の保護対象だった有形文化財,記念物の他に,無形文化財や有形無形の民俗文化財,伝統的建造物群,文化的景観が創設されている。ここまで対象が拡大すると,理念上はすべての過去と繋がるものが文化財として見なされうるわけであり,まるで「総文化財化」とでもいえるような様相を呈している。
外間, 宏一 仲宗根, 洋子 親川, 雅浩 Hokama, Koichi Nakasone, Yoko Oyakawa, Masahiro
1.甘蔗汁にアミノ酸としてバリン, アラニン及びグルタミン酸, 糖としてグルコース, フルクトース及びスークロースが検出された。2.アミノカルボニル反応は, 温度及びpHが高い程起こり易かった。3.糖とアミノ酸の反応において, 295nmに最大吸収スペクトルを持つ褐変前の中間生成物(N-置換1-アミノ-1-デオキシ-2-ケトース)と思われる物質が蔗汁の褐変現象に関与しているものと推察された。4.Rf0.32のサトウキビ水溶性色素は, アラニンーグルコース反応によって生じたRf0.34の色素と同一で, グリコシルアミン類縁物であると思われた。5.アミノカルボニル反応溶液中に存在するといわれているイミダゾール化合物がサトウキビ水溶性色素中にも存在するらしいことが確認された。
齋藤, 努 高塚, 秀治 宇田川, 武久 Saito, Tsutomu Takatsuka, Hideharu Udagawa, Takehisa
鉄炮銃身および刀剣の表面の金属組織と介在物を走査型電子顕微鏡で分析した結果,以下のことがわかった。
高橋, 輝 Takahashi, Teru
国際社会の進展に伴い、最先端学術情報基盤の整備、国際協力の推進は、大学図書館にとって急務である。大学図書館の重要性は増すが、そのためには図書館司書一人一人の専門性と国際性の向上が必要である。
石原, 昌信 大久保, 勉 与那覇, 和雄 当山, 清善 Ishihara, Masanobu Ohkubo, Tsutomu Yonaha, Kazuo Toyama, Seizen
0.6m^3容大型発酵槽にて馴養したスラッジに生甘藷アルコール蒸留廃液を混合しpH7.5,37℃でメタン発酵を行い, ガス生成経過, 発生ガス量及び発生ガス中のメタン含量等について調べた。蒸留廃液を7日間メタン発酵して得られる総発生ガス量は廃液の有機物kg当たり819ℓで, その90%は発酵5日間で発生した。発生ガス中のメタン含量は69.8%に達した。発酵1日目から有機酸(酢酸, プロピオン酸等)の蓄積がみられたが, 発酵3日目以後は減少した。廃液を5日毎, 半連続的に添加した発酵で発生するガス量は廃液の有機物kg当たり860ℓで, メタン含量は70.6%であった。廃液を連日添加する連続発酵における最大ガス発生量は有機物kg当たり889ℓであった。
後藤, 雅彦 主税, 英徳
博物館関係授業では博物館の展示の企画・広報から実際の展示という流れの中で、実践的な取り組みが求められる。令和3年度大学教育支援経費(教育改善等支援経費)の交付をうけ、琉球大学の大学博物館である風樹館を活かして、展示紹介動画やワークシートの作成を行った。そこで、本稿では本取り組みをふまえて、展示紹介動画とワークシートの作成について主に取り上げ、今後の展開も含めてその有効性について検討した。
辻垣, 晃一
本報告は、函館市中央図書館と国立国会図書館で発見された新出の森幸安地図について調査した成果をまとめたものである。函館市中央図書館所蔵分(七点)からは、地図での校合方法や幸案に地図を提供した人物などを確認できた。国会図書館所蔵分(八十五点)からは、幸安が同形同内容の地図を二部ずつ大量に作成していた事実が判明した。
狭川, 真一
古代以来,仏教系の石造物は急増するが,その技術の進展によって加工できる石材の種類も異なっている。長期間にわたってその変遷を追うことができる畿内地域を中心に見ていきたい。
前川, さおり Maekawa, Saori
本稿は,一地域の博物館職員の視点から見た文化財レスキューネットワーク論である。岩手県遠野市の博物館職員であった筆者には,業務を通じて三陸沿岸市町村の文化財担当者や県内外の博物館学芸員と公的・私的なネットワークがあった。筆者は,東日本大震災の際に地震によって被害を受けた遠野市役所の文化財レスキューを行った後に,三陸沿岸自治体の図書館博物館文化財レスキューを行った。
国際日本文化研究センター, 資料課資料利用係
日文研の図書館だより(内部向け)2017年4月号です。(内容)北米日本研究資料調整協議会(NCC)、東アジア図書館協会(CEAL)に参加しました。 / 図書館の本が壊れたときは / カウンター担当者が4月から変わります。
岡田, 祥平 正木, 喜勝
2017年4月1日,公益財団法人阪急文化財団は,財団が所有する各種資料をインターネット上で検索・閲覧できる「阪急文化アーカイブズ」を公開した。「阪急文化アーカイブズ」で検索・閲覧できる資料の中でも,1910年の開業以来阪急電鉄が手がけた事業に関する掲示物や,阪急沿線のイベントを告知する掲示物である「阪急・宝塚ポスター」類は,日本語研究,中でも言語景観研究の貴重な資料となり得る可能性を秘めていると思われる。
上原, 恵美 Uehara, Emi
新しい学習スタイルe-learningに対する図書館サービスは,どのように変化していけるか,日本に先行してe-learning環境が定着しつつあるカナダ・米国の大学図書館の視察を行った。大学コミュニティーの情報や知識に対するニーズに対して支援する,という図書館の本来的な役割に立ち返って考えると,lTの進展とも相まって図書館サービスが拡張されていくのは自然のことであり,e-learning環境という新しい「学びの空間」の創造という面でも,図書館は貢献していくことができると思われる。
渡嘉敷, 義浩 知念, 尚 志茂, 守孝 Tokashiki, Yoshihiro Chinen, Hisashi Shimo, Moritaka
沖縄本島南部の安座間(O-35)および中部の普天間(O-38)両地点から,泥灰岩層の上部に琉球石灰岩層と島尻マージが堆積した層序の土壌(層)断面を選定し,土壌や堆積物の理化学性および鉱物組成などの特徴を調べた。最上層の土壌の理化学性の特徴は両断面間でかなり異なったが,いずれも島尻マージの理化学性の特徴には概ね類似した。また,粘土およびシルト部分の鉱物組成の特徴は,普天間では島尻マージの特徴に類似したが,安座間ではイライトやバーミキュライトに加えてスメクタイトが優勢で異なり,島尻層群の泥(灰)岩が混入したことを推察した。安座間の粉状∿粒状の未固結琉球石灰岩層直下では,灰白色土層が認められた。他の類似する土層の特徴に比較して,その土層はpHや有機および無機炭素含量がかなり高く,CECや交換性塩基類の含量がいずれも約半分以下の特徴を示した。また,粘土やシルト部分の鉱物組成は,イライト,スメクタイトおよびバーミキュライトや石英が優勢の類似性が認められ,上部の琉球石灰岩層が泥灰岩の灰白色土層の生成に影響を及ぼす要因であることを推察した。普天間の固結琉球石灰岩層直下では,茶褐色土層とその漸移層の黄褐色土層が認められた。黄褐色土層のシルト部分では石英より方解石が優勢で,両堆積物の理化学性は泥灰岩層の特徴に概ね類似した。粘土部分の鉱物組成も,イライト,スメクタイトおよびバーミキュライが優勢で泥灰岩層の特徴に類似し,島尻マージの土色に類似する泥灰岩層風化物が生成する可能性を推察した。両断面の他の堆積物の理化学性や鉱物組成は,いずれも泥灰岩層積物の特徴にかなり類似した。泥灰岩層堆積物は,海成堆積物としての泥(灰)岩の質的差異やそれらが堆積している環境因子の差異によって,一定の傾向を有しながら種々の性質を有する可能性が高いと考えられる。
陳, 先行 陳, 捷 CHEN, XIANXING CHEN, Jie
上海図書館は、数多くの貴重な古典籍と古文書とを収蔵する世界トップ10に位置する公立図書館である。本稿は上海図書館の古典籍コレクションの歴史、現状と蔵書の特徴を説明し、これらの古典籍に対する整理、保護、および研究について紹介する。
高良, 健作 松井, 大吾 和田, 浩二 仲宗根, 洋子 TAKARA, Kensaku MATSUI, Daigo WADA, Koji NAKASONE, Yoko
黒糖より抗酸化性を有するフェノール化合物8種、シリンジアルデヒド、イソバニリン酸、p-ヒドロキシアセトフェノン、2-hydroxy-1-(4-hydroxy-3, 5-dimethoxyphenyl) -1-propanone、シリンジ酸、trans-フェルラ酸、3-hydroxy-1-(4-hydroxy-3-methoxyphenyl)-1-propanoneおよび3-hydroxy-1-(4-hydroxy-3, 5-dimethoxyphenyl)-1-propanoneを分離した。これらの化合物はリノール酸に対する過酸化脂質の生成を抑制し、また強力なヒドロキシラジカル消去能を有していた。
小嶋 翔
近年、自治体財政の悪化などを背景とした公共施設への指定管理者制度導入が増えており、文書館類縁施設である博物館や図書館でその傾向は顕著である。そうすると、特に文書館が未設置の自治体では、民間アーカイブズの保存維持が指定管理者制度の下で行われることになるが、この問題に関する具体的な議論はほとんど見られない。そこで本稿は、沖縄県公文書館と吉野作造記念館を例に、指定管理者制度の下で民間アーカイブズの受入・保存を行う際の制度設計のあり方について考察した。沖縄県公文書館では指定管理者制度導入時に文書資料の管理に関する制度改正が行われたが、その改正意図からは、指定管理者の役割を文書資料の選別・受入・保存に関する専門性に求める自治体側の明瞭な認識が読み取れた。この点で同館の事例は、文書館運営に指定管理者制度を導入する際の範例として参照することができる。一方、吉野作造記念館における文書資料管理は、文書館施設に対する行政側の認識・関心の低下という指定管理者制度の弊害に対応した様々な工夫を取り入れていた。公立の文書館施設が指定管理者制度の下で民間アーカイブズ保存の受け皿となる際には、前者のような指標とすべき範例を踏まえつつ、後者のようにその施設が抱える課題の解消に必要な要素を取り入れることで、その制度設計は適切なものとなるのではないか。
國府田, 佳弘 秋永, 孝義 Kohda, Yoshihiro Akinaga, Takayoshi Sutrisno
キャッサバは東南アジアあるいは南米などで重要な食料あるいは飼料とされているが,タンパク質含量が低く栄養価は高くない。筆者らはその栄養価を高めるために,加熱押出し加工によって多孔質物質を作りこれを固体発酵させて高タンパク質含量の飼料を製造する技法について報じてきたが,本報ではその加工特性及び生成物の性状に及ぼす加工温度と材料の含水量の影響について検討した。即ち,キャッサバ粉を10,13,16,及び19各%の含水量に調質し,バレル温度140,160及び180各℃で1軸イクストルーダで加熱押出し,生成物の膨化率,吸水量,外相,剪断強度などの性質と,加工時のトルク,圧力,及び噴出速度を求めて,それらの間に次の関係があることを見出した。(1)試料の含水量とバレル温度は生成物の性状に有意な関係を持っていたが,主要因は含水量であった。(2)試料の含水量が13∿16%の範囲ではバレル温度140∿160℃の時に優れた外観の生成物が得られた。(3)本実験に用いたイクストルーダでは含水量が制限因子であり,温度は加工時の所要トルクとバレル内圧力には関係しているものの生成速度との関係は見られなかった。以上を総合してキャッサバのイクストルーダ加工には含水量13∿16%の材料を用いるのが適当と判断した。
小野, 尚志 ONO, Takashi
蒙古襲来関係資料として知られる、いわゆる甲本系「八幡愚童訓」の中の天理大学附属天理図書館蔵吉田文庫本の翻刻と京都国立博物館蔵本の紹介。
川口, 雅子 KAWAGUCHI, Masako
近年、世界の主要美術館では来歴研究がさかんに推進されている。背景には、略奪美術品問題など社会からの要請があるが、そのような社会的使命を視野に入れつつ、今日の美術館アーカイブズはどのような記録の保存に取り組んでいるのか、カナダ国立美術館を事例として探るのが本稿の目的である。
国⽴国会図書館収集書誌部資料保存課和装本保存係 National, Diet Library Acquisitions and Bibliography Department Preservation Division
本テキストは、「第19回日本古典籍講習会(2021年度)」(2021/7/6-8:国文学研究資料館、国立国会図書館共催)で使用された資料の一部です。
朝岡, 康二 Asaoka, Koji
本稿はスペイン・バルセロナにおける公的な博物館群の社会的な位置付けやその表象機能を紹介するとともに,これらの博物館群のひとつを構成するバルセロナ民族学博物館の特徴を示し,同時に,そこに収蔵されている日本関係コレクションの持つ意味の検討を行ったものである。
国⽴国会図書館収集書誌部資料保存課和装本保存係 National, Diet Library Acquisitions and Bibliography Department Preservation Division
本テキストは、「第20回日本古典籍講習会(2022年度)」(2022/7/12-15:国文学研究資料館、国立国会図書館共催)で使用された資料の一部です。
西, 記代子 NISHI, kiyoko
昨今、様々な機関でクラウドソーシングの利用が増加している。MLA機関(博物館・図書館・文書館)においては、ボランティア活動の一環としてクラウドソーシングが取り入れられている事例が多い。
工藤, 雄一郎 Kudo, Yuichiro
宮崎県王子山遺跡から出土した縄文時代草創期の炭化植物遺体の¹⁴C年代測定,鹿児島県西多羅ヶ迫遺跡および上床城跡遺跡から出土した縄文時代草創期から早期初頭の土器付着炭化物の¹⁴C年代測定,炭素・窒素安定同位体分析を行ってその年代的位置づけを検討し,土器付着物については煮炊きの内容物の検討を行った。王子山遺跡の炭化コナラ属子葉と炭化鱗茎類は縄文時代草創期のものであることを確かめた。これらは縄文時代草創期の南九州において,コナラ亜属のドングリやユリ科ネギ属の鱗茎が食料として利用されていたことを示す重要な例である。一方,西多羅ヶ迫遺跡の無文土器は,隆帯文土器の直後の時期に位置づけられると推定され,鹿児島県建昌城跡から出土した無文土器の年代とも比較的近いものであった。ただし,炭素・窒素安定同位体分析の結果から,煮炊きの内容物に海産物が含まれている可能性も考えられるため,正確な年代的位置づけについては課題を残した。これらの無文土器は縄文時代早期初頭岩本式よりも,隆帯文土器の年代により近いことが分かったことは大きな成果である。上床城跡遺跡の水迫式~岩本式の土器は,これまでの縄文時代早期初頭の土器群の年代と良く一致している。縄文時代草創期から早期初頭の土器群や関連する遺構群,植物質遺物の¹⁴C年代測定例,土器付着炭化物の安定同位体分析例を蓄積していくなかで,隆帯文期の生業活動の解明,その後の消滅,縄文時代早期初頭の貝殻文系土器群の登場に至るプロセスとその実態を明らかにしていくことが重要である。
岡村, 敬二
北京近代科学図書館は日中戦争勃発一年前(一九三六年)に創設された日本図書館、植民地図書館である。本稿でいう日本図書館とは、日本および日本の企業や機関の経営また資金援助で設立され、主として日本にかんする図書を蒐集し、その対象を外国人においた図書館をいう。この北京近代科学図書館は中国からの義和団賠償金による対支文化事業の一環として建てられたもので、日本語図書や中国における日本研究図書・中訳日文図書などを蒐集し、また各種の日語講座の開講、展示会の開催、日本人著作の中国語訳の出版活動などきめ細かい活動を展開した。本稿ではこの北京近代科学図書館の活動を概観し、そこで蒐集され繰りひろげられた<日本>について検討する。更にまた、日清戦争を境に逆転した日訳中文図書と中訳日文図書の翻訳の歴史および中国の日本語図書翻訳を通じての近代化といった射程のなかで、日本語図書を蒐集しようとしたこの時代の該図書館の位置を考えてみる。こうした北京近代科学図書館の中国に対する眼差しは、同じ時期に創設されたニューヨーク日本文化会館図書館でのアメリカに対する眼差しとは大きく異なったものであった。そのことは、中国に現出せしめた<日本>が、はたしてその時代に、例えば欧米に対して通用するものであったのかどうかをそれは暗に指し示していると思われる。
日髙, 真吾
本稿では,心豊かな社会を実現するために地域博物館が果たす役割を考察するものである。そこで本稿では,まず,地域博物館にとって不可欠な所蔵資料の保存について,限られた人材で取り組んでいる廃校を利用した収蔵施設での実践事例と,地域博物館がより積極的に地域で活用されることを目的とした教育キットの開発事例からそれぞれ考察を加えた。また,地域住民と積極的に連携しながら博物館活動を活性化させている台湾の活動事例から,地域博物館と地域住民との関係の在り方を考察した。
北原, 糸子 Kitahara, Itoko
史蹟名勝天然紀念物法(1919)に基づいて,明治天皇が巡幸,行幸で訪れた場所や建物などが明治天皇聖蹟として,国の文化財に指定された。この聖蹟関係史跡に顕著な傾向は,戦前に指定された史蹟,名勝,天然紀念物1,508件のうちの史蹟603件中,377件と圧倒的多数を占めたことである。しかし,これらの文化財は天皇制イデオロギーを支えるものとして,占領下のGHQによって,1948年6月23日文化財指定から一斉に解除された。
当山, 清善 石原, 昌信 与那覇, 和雄 大久保, 勉 Toyama, Seizen Ishihara, Masanobu Yonaha, Kazuo Ohkubo, Tsutomu
生甘藷を無蒸煮で直接アルコール発酵の原料として使用するために, 酵素標品による生甘藷の液状化, 液化及び糖化条件を検討した。磨砕した生甘藷は0.2%ペクチナーゼとともに加温処理(30℃, 4&acd;5時間)することにより液状化した。液状化の程度は酵素濃度及び処理温度に依存した。液状化物にα-アミラーゼ及びグルコアミラーゼを加えて加温処理(40℃)しても還元糖量の増加はみられなかった。液状化物中の澱粉はα-アミラーゼ存在下で加温処理(80℃, 15分間)することにより液化された。液化物はグルコアミラーゼ存在下で加温処理(40℃)することにより糖化され, 還元糖量が増加した。磨砕した生甘藷の糖化液に酵母を加えてエタノール発酵を行った結果, 発酵48時間でエタノール濃度15%の発酵液が得られた。生甘藷500gから81.6gのエタノールが生産された。
琉球大学附属図書館
沖縄県立図書館で公開されている聖人上のデータをもとに、琉球大学附属図書館でデザインした資料です。2019年7月18日 さいえんす御殿で発表した資料です。
金子, 未希 KANEKO, MIKI
本論文は、シンガポールのアーカイブズ史を編年する。そこでターニングポイントとなるのが、1968 年の公文書館の設立である。植民地、軍政、独立の歴史を歩んできたシンガポール国民の記憶は、シンガポール国立公文書館に記録されている。設立されてからの公文書館が期待された役割は、時代とともに変わっていく。本論文では、公文書館の法的根拠となる以下の3 つの法律に注目した。国立公文書館センター法、国家遺産局法、国立図書館法は、その成立年や公文書館の所属機関によって少しずつ変わっていく法的根拠を表している。比較する際には、公文書の移管・処分破棄・閲覧の3 点に注目した。移管と処分破棄に関する条文の比較では、実行の権限とその処理に伴う責任が、個人から組織へと移動していることを指摘した。特に公文書の処分破棄は、公文書館の最重要な役割ともいえるもので、その権限と責任の所在が変化している点は注目に値する。閲覧に関する条文の比較では、記録媒体の変化に対応する公文書館の姿が見えてくる。メディアの発展により、公文書館で保存すべき資料に音声資料が加わる。このように、記録へのアクセスの仕方が変化することで、閲覧に関する条文に変化がみられる。閲覧の際、発生すると考えられる個人情報の問題への対応など、法的環境のバージョンアップを確認した。年代の異なる3 つの法を比較することにより、時代の変化に対応する公文書館の姿が見えてきた。
飛田, ちづる TOBITA, Chizuru
本論は、国立近現代建築資料館に筆者が在籍していた当時、担当した村田豊建築設計資料を主に、資料館全体の保存管理について整理し、建築資料の保存管理について、資料館の運営を含めて考察したものである。
国立国会図書館収集書誌部資料保存課 National, Diet Library Acquisitions and Bibliography Department Preservation Division
本テキストは、「第15回日本古典籍講習会(平成29(2017)年度)」(2018.1.16-19:国文学研究資料館、国立国会図書館共催)で使用された資料の一部です。
工藤, 雄一郎 佐々木, 由香 Kudo, Yuichiro Sasaki, Yuka
東京都東村山市下宅部遺跡では,縄文時代中期から後・晩期の土器の内面に付着した炭化植物遺体(土器付着植物遺体)が40点見つかっている。これは,土器の内部に炭化して付着した鱗茎,繊維,種実,編組製品などの植物起源の遺物を総称したものである。いずれも二次的に付着したものではなく,調理や植物を加工する際に付着した植物であり,当時の人々が利用していた食材と土器を用いた調理方法を解明する大きな手がかりとなる資料である。本研究では,そのうちの26点の土器について¹⁴C年代測定,炭素・窒素安定同位体比分析,C/N比の分析を実施し,これらの土器付着植物遺体の年代的位置づけ,および内容物についての検討を行った。また,単独で出土し,所属時期が不明であった種実遺体5点の¹⁴C年代測定を行い,年代的位置づけについて検討した。その結果,分析した土器付着植物遺体は縄文時代中期中葉の1点を除き縄文時代後・晩期に属する年代であり,特に3,300~2,700 cal BPの間に集中し,そのほとんどが縄文時代晩期前葉~中葉であることが判明した。種実遺体のうち,縄文時代中期中葉の約4,900 cal BPの年代を示したダイズ属炭化種子は,直接年代測定されたものとしては最も古い資料となった。土器付着植物遺体の炭素・窒素安定同位体比とC/N比を下宅部遺跡出土の精製土器付着物の分析結果や,石川県御経塚遺跡,大阪府三宅西遺跡出土の縄文時代後・晩期の土器付着炭化物の分析結果と比較してみると,下宅部遺跡の土器付着植物遺体は,陸上動物起源の有機物や海洋起源の有機物の混入の可能性が指摘されている土器付着炭化物とは分布傾向が明らかに異なり,C₃植物に特徴的な傾向を示した。特に,編組製品や繊維付着土器では,編組製品や繊維そのものと,それらと一緒に煮炊きした内容物の同位体比が異なることが明らかになった。今後,土器付着植物遺体の分析事例を増やし,縄文時代の植物利用や土器を用いた調理についての研究を展開していくことが必要である。
国立国会図書館収集書誌部資料保存課和装本保存係 National, Diet Library Acquisitions and Bibliography Department Preservation Division
本テキストは、「第16回日本古典籍講習会(平成30(2018)年度)」(2019.1.22-25:国文学研究資料館、国立国会図書館共催)で使用された資料の一部です。
国立国会図書館収集書誌部資料保存課和装本保存係 National, Diet Library Acquisitions and Bibliography Department Preservation Division
本テキストは、「第17回日本古典籍講習会(令和元(2019)年度)」(2019.7.2-5:国文学研究資料館、国立国会図書館共催)で使用された資料の一部です。
堀野, 和子 HORINO, Kazuko
本テキストは、「第19回日本古典籍講習会(2021年度)」(2021/7/6-8:国文学研究資料館、国立国会図書館共催)で使用された資料の一部です。
小島, 歩 KOJIMA, Ayumi
本テキストは、「第20回日本古典籍講習会(2022年度)」(2022/7/12-15:国文学研究資料館、国立国会図書館共催)で使用された資料の一部です。
井上, 佳那子 INOUE, Kanako
本稿では、横尾忠則現代美術館(以下、横尾館)で保管している横尾忠則のアーカイブズ資料群を事例に、現代美術に関連する収集アーカイブズの構造分析を試み、資料群の特性を反映した編成記述と公開方法について検討する。
尾崎, 文代 (広島大学図書館) Ozaki, Fumiyo
2010年10月8日(金)に開催された、琉球大学附属図書館・広島大学図書館ShaRe2共催研修会「共同リポジトリの現状と今後 ~沖縄地域学リポジトリ正式公開を迎えて~」における講演スライド。
堀池, 尚明 Horiike, Naoaki
本テキストは、「第19回日本古典籍講習会(2021年度)」(2021/7/6-8:国文学研究資料館、国立国会図書館共催)で使用された資料の一部です。
横山, 操 伊東, 隆夫 川井, 秀一 尾嵜, 大真 坂本, 稔 今村, 峯雄 光谷, 拓実 窪寺, 茂 濵島, 正士 Yokoyama, Misao Itoh, Takao Kawai, Shuichi Ozaki, Hiromasa Sakamoto, Minoru Imamura, Mineo Mitsutani, Takumi Kubodera, Shigeru Hamashima, Masaji
我が国に多数現存する歴史的木造建築群は,それ自体が実証編年を示しており,歴史文化的価値が非常に高い。このことから,著者らは,歴史的建造物由来古材が単なる建築史資料として重要であるばかりでなく,出自の明確な歴史的木質材料としての価値を有することに着目した。そして,それらを材料工学的試料として捉える上で必要となる古材の年代を得るための試みとして,飛鳥期から現代までの歴史的建造物由来試料9点を選定し,年輪年代と¹⁴Cウィグルマッチ法による年代,ならびに古材に関する建築史的情報とを複合的に比較検討し,それぞれの古材試料に関する基本情報を抽出した。
国際日本文化研究センター, 図書館
2016年4月以降に図書館に入った資料のうち、「日本」と「韓国」または「朝鮮」のキーワードを持つものをピックアップしました。気になる本がありましたら、ぜひ図書館でご利用ください。
国際日本文化研究センター, 図書館
2003年4月から2019年3月の間に図書館に入った資料のうち、「大衆」「文化」のキーワードを持つものをピックアップしました。気になる本がありましたら、ぜひ図書館でご利用ください。
藤村, 涼子 FUJIMURA, RYOKO
近年、デジタルアーカイブ構築の動きが活発化している。背景の一つとして、東日本大震災以降、身の回りにあるものが記憶を伝える記録資料となりうることが広く認識されるようになったことが挙げられよう。また、以前より博物館・美術館、図書館、文書館等ではデジタルアーカイブ事業が個々に取り組まれていたが、今やデジタルアーカイブ同士の連携が求められる段階に入った。
丸山, 進 MARUYAMA, Susumu
牛乳カゼインのトリプシン加水分解物からアンジオテンシンI変換酵素阻害ペプチドを見出し、他の食品からも多数の阻害ペプチドを見出した。カゼイン由来ペプチドはヒトへの経口投与試験を経て、「血圧が高めの方に」の表示が許可された初の特定保健用食品として実用化されている。ブタ皮膚コラーゲンの酵素加水分解物から得たペプチドGPRは播種性血管内凝固を誘発したラットに経口投与すると血液中の血小板数の減少を抑制することを明らかにした。他に、 HIV-1プロテアーゼを強く阻害するペプチドや脳プロリルエンドペプチダーゼを阻害するペプチドなども見出した。
安田, 正昭 金城, 棟秀 比嘉, 賀得 清水, 俊秀 Yasuda, Masaaki Kinjo, Munehide Higa, Yoshinori Shimizu, Toshihide
1沖縄産甘蔗バガスの主成分はセルロース, アルカリ抽出物, ペントーザン, リグニンであった。圧搾法あるいは浸出法によるバガスにおいては, アルカリ抽出物の含有率は前者による方が後者によるそれに比べて高く, セルロース含有率は逆に後者による方が前者によるそれに比べて高いことがわかった。またペクチン質の含有率は圧搾法によるバガスの方が浸出法によるそれに比べて高かった。2セルロースを除いた甘蔗バガスの構成糖はラムノース, キシロース, アラビノース, グルコース, ガラクトースおよびガラクツロン酸から成り, キシロースが主成分であった。
国⽴国会図書館収集書誌部資料保存課和装本保存係 National, Diet Library Acquisitions and Bibliography Department Preservation Division
本テキストは、「第19回日本古典籍講習会(2021年度)」(2021/7/6-8:国文学研究資料館、国立国会図書館共催)で使用された資料の一部です。
国⽴国会図書館収集書誌部資料保存課和装本保存係 National, Diet Library Acquisitions and Bibliography Department Preservation Division
本テキストは、「第20回日本古典籍講習会(2022年度)」(2022/7/12-15:国文学研究資料館、国立国会図書館共催)で使用された資料の一部です。
国文学研究資料館 National, Institute of Japanese Literature
この目録は特別展示「館蔵貴重書展」(昭和55年11月10日~15日)の展示書目を改訂増補し当館所蔵の貴重書の解題目録としたものであって大方の御利用を期待する。ささやかな小冊子ではあっても、この解題目録によって国文学研究資料館が共同利用機関として保存する日本古典籍原本(貴重書)の詳細が世に知られ、大学を中心とする多くの利用者の研究の進展に寄与するところがあれば幸いである。
増井, ゆう子 飯沼, 邦恵 MASUI, Yuko Iinuma, Yoshie
本テキストは、「第15回日本古典籍講習会(平成29(2017)年度)」(2018.1.16-19:国文学研究資料館、国立国会図書館共催)で使用された資料の一部です。
久保, 智靖 (福井大学附属図書館) Kubo, Tomoyasu
2010年10月8日(金)に開催された、琉球大学附属図書館・広島大学図書館ShaRe2共催研修会「共同リポジトリの現状と今後 ~沖縄地域学リポジトリ正式公開を迎えて~」における講演スライド。
国立国会図書館利用者サービス部人文課 National, Diet Library Reader Services and Collections Department Humanities Maps Rare Books and Old Materials Division
本テキストは、「第19回日本古典籍講習会(2021年度)」(2021/7/6-8:国文学研究資料館、国立国会図書館共催)で使用された資料の一部です。
国際日本文化研究センター, 図書館
これから図書館に配架される予定の外書資料(外国語で書かれた、日本文化についての記述のある資料)のリストです。現在は資料課で目録登録中ですが、作業が済んだものから順次図書館の書架に並びます。
国際日本文化研究センター, 図書館
これから図書館に配架される予定の外書資料(外国語で書かれた、日本文化についての記述のある資料)のリストです。現在は資料課で目録登録中ですが、作業が済んだものから順次図書館の書架に並びます。
国際日本文化研究センター, 図書館
これから図書館に配架される予定の外書資料(外国語で書かれた、日本文化についての記述のある資料)のリストです。現在は資料課で目録登録中ですが、作業が済んだものから順次図書館の書架に並びます。
国際日本文化研究センター, 図書館
これから図書館に配架される予定の外書資料(外国語で書かれた、日本文化についての記述のある資料)のリストです。現在は資料課で目録登録中ですが、作業が済んだものから順次図書館の書架に並びます。
国際日本文化研究センター, 図書館
これから図書館に配架される予定の外書資料(外国語で書かれた、日本文化についての記述のある資料)のリストです。現在は資料課で目録登録中ですが、作業が済んだものから順次図書館の書架に並びます。
国際日本文化研究センター, 図書館
これから図書館に配架される予定の外書資料(外国語で書かれた、日本文化についての記述のある資料)のリストです。現在は資料課で目録登録中ですが、作業が済んだものから順次図書館の書架に並びます。
国際日本文化研究センター, 図書館
これから図書館に配架される予定の外書資料(外国語で書かれた、日本文化についての記述のある資料)のリストです。現在は資料課で目録登録中ですが、作業が済んだものから順次図書館の書架に並びます。
国際日本文化研究センター, 図書館
これから図書館に配架される予定の外書資料(外国語で書かれた、日本文化についての記述のある資料)のリストです。現在は資料課で目録登録中ですが、作業が済んだものから順次図書館の書架に並びます。
国際日本文化研究センター, 図書館
これから図書館に配架される予定の外書資料(外国語で書かれた、日本文化についての記述のある資料)のリストです。現在は資料課で目録登録中ですが、作業が済んだものから順次図書館の書架に並びます。
国立国会図書館利用者サービス部人文課古典籍係 National, Diet Library Reader Services and Collections Department Humanities Maps Rare Books and Old Materials Division Rare Books and Old Materials Room
本テキストは、「第19回日本古典籍講習会(2021年度)」(2021/7/6-8:国文学研究資料館、国立国会図書館共催)で使用された資料の一部です。
増井, ゆう子 飯沼, 邦恵 MASUI, Yuko IINUMA, Kunie
本テキストは、「第16回日本古典籍講習会(平成30(2018)年度)」(2019.1.22-25:国文学研究資料館、国立国会図書館共催)で使用された資料の一部です。
増井, ゆう子 和田, 洋一 飯沼, 邦恵 MASUI, Yuko WADA, Youichi IINUMA, Kunie
本テキストは、「第16回日本古典籍講習会(平成30(2018)年度)」(2019.1.22-25:国文学研究資料館、国立国会図書館共催)で使用された資料の一部です。
増井, ゆう子 和田, 洋一 飯沼, 邦恵 MASUI, Yuko WADA, Youichi Iinuma, Yoshie
本テキストは、「第15回日本古典籍講習会(平成29(2017)年度)」(2018.1.16-19:国文学研究資料館、国立国会図書館共催)で使用された資料の一部です。
飯沼, 邦恵 堀野, 和子 田中, 梓 IINUMA, Kunie HORINO, Kazuko TANAKA, Azusa
本テキストは、「第17回日本古典籍講習会(令和元(2019)年度)」(2019.7.2-5:国文学研究資料館、国立国会図書館共催)で使用された資料の一部です。
軒原, 清史 川上, 博哉 大山, 貴史 NOKIHARA, Kiyoshi KAWAKAMI, Hirochika OHYAMA, Takafumi
近年、分析技術の進歩や創薬競争における時間の節約と特許の網を広くかけるための幅広い検討などから化合物ライブラリーが注目を集めてきた。化合物ライブラリーは天然物、遺伝子産物に加え、化学合成によるものに大別できる。化学合成は、天然にない構造も作れるということで分子デザインの観点から特に重要である。生体内の認識による免疫応答、受容体を介する情報伝達など重要な役割を担っているペプチドの化学合成法(ペプチド結合の生成)は確立された手法がり、構成アミノ酸残基の様々な側鎖によって分子に多様性を持たせることができ、デザインしやすい。ゲノム情報の拡大と充実化に伴ってペプチドは重要な生体分子として再び脚光を浴び、創薬研究の出発点や生体防御からパーソナル医療という視点でも注目されている。ハイペップ研究所はペプチドを生体材料として、認識の素子へ応用しようと研究開発を進めている。
当山, 清善 石原, 昌信 大久保, 勉 与那覇, 和雄 Toyama, Seizen Ishihara, Masanobu Ohkubo, Tsutomu Yonaha, Kazuo
生甘藷を原料としたアルコール蒸留廃液を馴養したスラッジと混合しpH7.5,37℃でメタン発酵を200ml容注射筒を用いて行ない, ガス生成過程, 発生ガス量及び発生ガス中のメタン含量等について調べた。発酵液(20%スラッジ, 湿重)中の蒸留廃液濃度は有機物として1.3&acd;1.5%が最適で, 60%のメタンを含むガスが発生した。ガス発生量は, スラッジ濃度が20%までは廃液量とスラッジ濃度との間に直線関係が得られた。最適発酵温度は37℃で, 最適発酵pHは7&acd;9付近であった。蒸留廃液を10日間メタン発酵して得られる総発生ガス量は蒸留廃液中の有機物g当り698mlで, メタン含量は62%であった。発酵3日目に有機酸の蓄積量が最高値に達し, その組成は酢酸 : プロピオン酸 : 酪酸(71 : 15 : 14)であった。また, 蒸留廃液を10日毎および5日毎, 半連的に添加した発酵で発生したガス量は有機物g当り792mlで, メタン含量は58%であった。
山田, 嚴子
小川原湖民俗博物館は1961年に渋沢敬三の秘書であった杉本行雄が青森県三沢市に設立した民間博物館であった。2006年に経営が破綻し,建物の老朽化から2015年に廃館となった。筆者は2015年に当該博物館の旧蔵資料の移設に関わり,旧蔵資料の一部を勤務先の弘前大学人文社会科学部で預かり,整理と公開に努めてきた。その結果次のようなことが分かった。
国立国会図書館利用者サービス部人文課古典籍係 Diet, Library Reader Services and Collections Department Humanities Maps Rare Books and Old Materials Division Rare Books and Old Materials Room National
本テキストは、「第20回日本古典籍講習会(2022年度)」(2022/7/12-15:国文学研究資料館、国立国会図書館共催)で使用された資料の一部です。
国際日本文化研究センター, 資料課資料利用係
日文研の図書館だより(内部向け)2016年8・9月号です。(内容)図書館展示室のご案内 : 雑誌、レコードからふりかえる昭和40年代 / 研究用個室のご利用について / 本を大切に扱いましょう。
国際日本文化研究センター, 資料課資料利用係
日文研の図書館だより(内部向け)2016年11月号です。(内容)円形閲覧室、マイクロ資料室の蔵書点検を行います。 / 同志社大学司書課程の学生が、図書館実習生として働きます。
国立国会図書館集書誌部資料保存課 National, Diet Library Acquisitions and Bibliography Department Preservation Division
本テキストは、「第15回日本古典籍講習会(平成29(2017)年度)」(2018.1.16-19:国文学研究資料館、国立国会図書館共催)で使用された資料の一部です。
国立国会図書館利用者サービス部人文課古典籍係 Diet, Library Reader Services and Collections Department Humanities Maps Rare Books and Old Materials Division Rare Books and Old Materials Room National
本テキストは、「第20回日本古典籍講習会(2022年度)」(2022/7/12-15:国文学研究資料館、国立国会図書館共催)で使用された資料の一部です。
武田, 和哉
中華世界においては,権力者や貴族など有力者の墓に,墓誌と呼ばれる石刻物を埋納する文化が存在した。墓誌が出土すると,被葬者や墓の築造年代の特定が可能となるので,歴史学・考古学分野においては極めて重要な副葬品と認識されてきた。
国立国会図書館収集書誌部資料保存課和装本保存係 National, Diet Library Acquisitions and Bibliography Department Preservation Division
本テキストは、「第16回日本古典籍講習会(平成30(2018)年度)」(2019.1.22-25:国文学研究資料館、国立国会図書館共催)で使用された資料の一部です。
伊波, 匡彦 屋宜, 貴行 田村, 博三 伊良部, 忠男 Iha, Masahiko Yagi, Takayuki Tamura, Hiromi Irabu, Tadao
1. 抽出条件の検討 グァバ葉(100g)粉末を蒸留水2.0ℓで加熱撹拌し抽出した。抽出は30分、40、60、80、95℃でそれぞれ行った。また塩酸および水酸化ナトリウムを添加し、初発pHを2、5、7、9、12に調整して抽出条件を検討した。これらの評価は105℃で加熱乾燥法による固形分量、Folim-Denis法によるポリフェノール量(没食子酸換算)、DPPHラジカルスカベンジャー法による抗酸化活性、アミラーゼ阻害活性(和光純薬工業製アミラーゼテストワコー)を指標として行った。その結果、グァバ葉抽出液の固形分量は温度の上昇と共に増加したがポリフェノール含量は80℃で最大になった。抗酸化活性およびアミラーゼ阻害活性についても同様に80℃が最も高い活性を示した。また、酸性およびアルカリ性では固形分量は増加したが、ポリフェノール含量はpH5.0が最も高かった。抗酸化活性についても同様にpH5.0が最も高い活性を示した。アミラーゼ阻害活性についてはpH5.0よりわずかにpH12.0が高い活性を示した。2.グァバ葉抽出物の製造 乾燥グァバ葉7kgを200ℓ抽出槽を用いて80℃、1時間抽出を行った。その後遠心分離によって固液分離を行い、グァバ葉抽出エキスを得た。これを噴霧乾燥によって粉末化を行った。本法によって得られるグァバ葉抽出物は17.2%のポリフェノールを含み、抗酸化活性およびアミラーゼ阻害活性は保存されていた。また、グァバ葉抽出物粉体は流動性および水に対する溶解性についても良好であった。3.製品開発 グァバ葉抽出物を用いて錠剤およびドリンクの試作を行った。これらは中高年層をターゲットにした、肥満や糖尿病の予防効果が期待される商品として検討した。錠剤は150mg/粒の太鼓型で、グァバ葉抽出物10%を配合した。本製品はバルクでの出荷を検討しており、(株)仲善によって商品化される。ドリンクは50mℓのボトルで、その性格上、グアバ葉抽出物100mgのほか類似した活性を持つ素材を配合した。これらの製品について、健常者を対象とした血糖上昇抑制効果についての試験を検討している。4.商品の販売 グァバ葉抽出物(エキス)を利用して製造した錠剤およびドリンクはそれぞれ「グァバ葉エキス粒蕃」および「グァバ葉エキスドリンク蕃」として平成13年8月(株)仲善から発売を予定している。本商品はこれまで多く市場に見られた「お茶」の形態とは異なる、グァバ葉の生理活性物質を積極的に活用した初めての商品である。主な販路は県内では薬局、スーパー、観光土産品店など、県外ではDMおよびインターネットを活用した直販を行う予定である。
国立国会図書館利用者サービス部人文課古典籍係 National, Diet Library Reader Services and Collections\nDepartment Humanities Maps Rare Books and Old Materials Division Rare Books and Old Materials Room
本テキストは、「第15回日本古典籍講習会(平成29(2017)年度)」(2018.1.16-19:国文学研究資料館、国立国会図書館共催)で使用された資料の一部です。
国立国会図書館利用者サービス部人文課古典籍係 National, Diet Library Reader Services and Collections\nDepartment Humanities Maps Rare Books and Old Materials Division Rare Books and Old Materials Room
本テキストは、「第17回日本古典籍講習会(令和元(2019)年度)」(2019.7.2-5:国文学研究資料館、国立国会図書館共催)で使用された資料の一部です。
国立国会図書館利用者サービス部人文課古典籍係 National, Diet Library Reader Services and Collections\nDepartment Humanities Maps Rare Books and Old Materials Division Rare Books and Old Materials Room
本テキストは、「第15回日本古典籍講習会(平成29(2017)年度)」(2018.1.16-19:国文学研究資料館、国立国会図書館共催)で使用された資料の一部です。
青木, 睦 AOKI, Mutumi
本テキストは、「第19回日本古典籍講習会(2021年度)」(2021/7/6-8:国文学研究資料館、国立国会図書館共催)で使用された資料の一部です。
落合, 博志 OCHIAI, Hiroshi
本テキストは、「第19回日本古典籍講習会(2021年度)」(2021/7/6-8:国文学研究資料館、国立国会図書館共催)で使用された資料の一部です。
飯沼, 邦恵 IINUMA, Kunie
本テキストは、「第19回日本古典籍講習会(2021年度)」(2021/7/6-8:国文学研究資料館、国立国会図書館共催)で使用された資料の一部です。
田中, 梓 TANAKA, Azusa
本テキストは、「第19回日本古典籍講習会(2021年度)」(2021/7/6-8:国文学研究資料館、国立国会図書館共催)で使用された資料の一部です。
国際日本文化研究センター, 資料課資料利用係
日文研の図書館だより(内部向け)2016年12月号です。(内容)年末年始の休館のお知らせ / システムメンテナンスのためOPACが使用できません。 / 図書館内での暖房の利用について !利用後は電源を消してください。
青木, 睦 AOKI, Mutumi
本テキストは、「第20回日本古典籍講習会(2022年度)」(2022/7/12-15:国文学研究資料館、国立国会図書館共催)で使用された資料の一部です。
多田, 蔵人 TADA, Kurahito
本テキストは、「第20回日本古典籍講習会(2022年度)」(2022/7/12-15:国文学研究資料館、国立国会図書館共催)で使用された資料の一部です。
東, 昇
ここでは近世後期の天草における人と物の移動について分析した。対象とした場所は、天草の西海岸に位置する高浜村である。対象とした資料は、高浜村庄屋上田家文書中の村への人の出入りを改める旅人改帳・往来請負帳である。分析の結果、次の四点が判明した。
藤村, 涼子 FUZIMURA, ryouko
本テキストは、「第19回日本古典籍講習会(2021年度)」(2021/7/6-8:国文学研究資料館、国立国会図書館共催)で使用された資料の一部です。
国立国会図書館利用者サービス部人文課古典籍係 National, Diet Library Reader Services and Collections Department Humanities Division National Diet Library Reader Services and Collections\nDepartment Humanities Maps Rare Books and Old Materials Division Rare Books and Old Materials Room
本テキストは、「第16回日本古典籍講習会(平成30(2018)年度)」(2019.1.22-25:国文学研究資料館、国立国会図書館共催)で使用された資料の一部です。
張, 莉 ZHANG, Li
非情物が主語になる受身(非情の受身と略す)は古代語においては動作・作用が非情物に働きかけてくるという出来事の意味を表すのは稀であり、状態の意味を表すと言われる。「状態」の意味が現代語においてどの程度の割合を占めるのか。現代語の非情の受身の「状態」の意味をどう捉えるべきか。本稿は、BCCWJを使い、述語動詞の構文形式を手掛かりに考察を行った。現代語の非情の受身の意味は、「状態」に限らず、「出来事」、「反復」など様々である。非情の受身は本質的には非情物主語が動作主の行為によって物理的な影響を受ける意味を表し、「状態」などは「動作主の行為によって物理的な影響を受ける」という意味に「る・ている」などが加わって生じた文全体の意味である。通時的に見ると、状態の意味の占める割合の変化も、現代語の非情の受身が古代、近代に比べて多様であるのも、文体や文章の特徴の変化、すなわち言語生活の変化によるといえよう。
徐, 小牛 渡嘉敷, 義浩 榎木, 勉 平田, 永二 Xu, Xiaoniu Tokashiki, Yoshihiro Enoki, Tsutomu Hirata, Eiji
沖縄本島北部の天然生常緑広葉樹林における地表(A_0層)に集積する有機物および養分について,22プロットでリターを採取(1996年7月&acd;8月)して測定した結果,およそ次のことが明らかとなった。1. A_0層の有機物集積量は,12Mg ha^<-1>で,その内,有機炭素が6Mg ha^<-1>を占めた。2. A_0層中の養分集積量は, 全窒素が84.1&acd;258.5kg ha^<-1>, リンが1.7&acd;10.4kg ha^<-1>, カリウムが9.0&acd;37.0kg ha^<-1>, カルシウムが60.0&acd;230.3kg ha^<-1>, マグネシウムが15.0&acd;29.7kg ha^<-1>, ナトリウムが1.9&acd;15.9kg ha^<-1>, いおうが8.78&acd;20.1kg ha^<-1>, アルミニウムが17.8&acd;132.5kg ha^<-1>, 鉄が5.3&acd;77.0kg ha^<-1>, マンガンが2.0&acd;16.9kg ha^<-1>で,微量元素の銅,亜鉛,ほう素,モリブデン,コバルトは極めて少ないことがわかった。3. 各元素の集積量と有機物集積量の関係について検討した結果,炭素,窒素,リン,カリウム,カルシウム,マグネシウム,いおう,ナトリウム,アルミニウムおよび亜鉛の10元素に0.51&acd;0.94のかなり高い相関(P<0.05,t-test)が認められた。4. 土壌型は,有機物集積量及び養分集積量への影響が大きく,弱乾性黄色土(Y_c)よりも,乾性黄色土(Y_B)の方が多くなることが明らかとなった。
本郷, 富士弥 小島, 正秋 Hongo, Fujiya Kojima, Masaaki
屠殺後同一条件で処理した牛, 豚および鶏肉(胸筋および後肢筋)などを加熱することによって生成する揮発性カルボニル化合物を食肉の種類別に比較検討した。カルボニル化合物は, 2,4-ジニトロフェニルヒドラゾンの誘導体として捕集し, ガスクロマトグラフィーで定性的に調査し, 同時にペーパーおよび薄層クロマトグラフィーも行なった。揮発性カルボニル化合物をガスクロマトグラフィーによって調査した結果, 各供試肉より得られたいずれのクロマトグラムにおいても相対的にほとんど同様のパターンが得られ, Formaldehyde, Acetaldehyde, Propionaldehyde, Acetone, iso-Butyraldehyde, Methyl ethyl ketone, n-Valeraldehydeおよびn-Capronaldehydeなどの存在が推定されたが, 鶏肉中にはこれらの外にMethyl iso-butyl ketone, さらに鶏肉の後肢筋中にEnanthic aldehydeの存在が推定された。これらの成分のうち, Acetone, Propionaldehydeおよびiso-Butyraldehydeなどは, 各食肉ともガスクロマトグラム上のピーク面積が大きく認められ, 特に鶏肉では, 胸筋および後肢筋ともにn-Capronaldehydeの存在は, 牛および豚肉に比較してピーク面積の大きいことが認められた。ペーパーおよび薄層クロマトグラフィーによって調査した結果, ガスクロマトグラフィーによる結果と同様, 各食肉いずれにおいても, ほとんど同様のパターンが得られ, 新らたにGlyoxalおよびDiacetylと推定されるスポットが得られたが, Rf値の近似したものが重複していたためにペーパーおよび薄層クロマトグラフィーだけでは分離定性することは困難であった。
山本, 登朗 小林, 健二 小山, 順子 恋田, 知子 ロバート, キャンベル
本冊子は、国文学研究資料館の特別展示として、二〇一七年十月十一日(水)から十二月十六日(土)まで、国文学研究資料館展示室において開催する「伊勢物語のかがやき ―鉄心斎文庫の世界―」の展示解説である。
三上, 喜孝 Mikami, Yoshitaka
本稿の目的は、韓国・咸安城山山城出土新羅木簡(以下、城山山城木簡と称す)の性格を、木簡の現状観察や、日本古代の城柵経営との比較を通じて、浮かび上がらせることにある。城山山城木簡は、考古学的な調査成果から、築城時に、城内の排水を円滑に行うための施設を造成するために、他の植物性有機物とともに集中的に廃棄されたことがわかり、つまり築城段階で廃棄されたことが明らかになった。木簡の大半は、各地から城内に運び込まれた食料に付けられた荷札木簡であり、築城にともなう労働の資養物として、慶尚北道を中心とする各地から運ばれた可能性が高い。
田中, 聡
我が国における海岸構造物等からの越波量は、1954年以降盛んに研究が行われ、佐藤、石原ら、吉川らにより越波流量推定式が提案されてきた。特に、吉川らは、現在の越波流量推定式の基本となる直立壁を堰と考えた場合の越流式から越波流量推定式を提案している.その後、合田は、これまでの研究が主として規則波を対象としたものであったのに対して,不規則波を対象にした実験結果から相対水深と期待越波流量の関係を図に示し,海岸構造物の設計における実用的な越波量推定法を提案した。
仲宗根, 洋子 和田, 浩二 高良, 建作 仲里, 優子 金城, 聡子 北野, 仁海 Nakasone, Yoko Wada, Kouji Takara, Kensaku Nakazato, Yuko Kinjo, Akiko Kitano, Hitomi
工場製造の黒糖(一次製品)および市販品の黒糖(二次製品)の有機溶媒抽出物について,その抗酸化力をロダン鉄法によって測定した。工場の産する黒糖は,抽出溶媒の種類を問わず,トコフェロールと同程度かそれ以上の強い抗酸化活性を示した。工場以外の黒糖では,黒糖(H2,I,L,M1およびN2)のジクロロメタン抽出物のメタノール可溶部に強い活性がみられるのみで,多くの黒糖には抗酸化活性が認められなかった。これらの結果から,二次製品は,一次製品とは異なる原料または製法による製品であると推測された。
田中, 梓 TANAKA, Azusa
本テキストは、「第20回日本古典籍講習会(2022年度)」(2022/7/12-15:国文学研究資料館、国立国会図書館共催)で使用された資料の一部です。
飯沼, 邦恵 IINUMA, Kunie
本テキストは、「第20回日本古典籍講習会(2022年度)」(2022/7/12-15:国文学研究資料館、国立国会図書館共催)で使用された資料の一部です。
国立国会図書館利用者サービス部人文課古典籍係 National, Diet Library Reader Services and Collections Department Humanities Division National Diet Library Reader Services and Collections\nDepartment Humanities Maps Rare Books and Old Materials Division Rare Books and Old Materials Room
本テキストは、「第16回日本古典籍講習会(平成30(2018)年度)」(2019.1.22-25:国文学研究資料館、国立国会図書館共催)で使用された資料の一部です。
国立国会図書館利用者サービス部人文課古典籍係 National, Diet Library Reader Services and Collections Department Humanities Division National Diet Library Reader Services and Collections\nDepartment Humanities Maps Rare Books and Old Materials Division Rare Books and Old Materials Room
本テキストは、「第17回日本古典籍講習会(令和元(2019)年度)」(2019.7.2-5:国文学研究資料館、国立国会図書館共催)で使用された資料の一部です。
堀川, 貴司 HORIKAWA, Takashi
本テキストは、「第17回日本古典籍講習会(令和元(2019)年度)」(2019.7.2-5:国文学研究資料館、国立国会図書館共催)で使用された資料の一部です。
入口, 敦志 IRIGUCHI, Atsushi
本テキストは、「第17回日本古典籍講習会(令和元(2019)年度)」(2019.7.2-5:国文学研究資料館、国立国会図書館共催)で使用された資料の一部です。
山本, 和明 YAMAMOTO, Kazuaki
本テキストは、「第17回日本古典籍講習会(令和元(2019)年度)」(2019.7.2-5:国文学研究資料館、国立国会図書館共催)で使用された資料の一部です。
木越, 俊介 KIGOSHI, Shunsuke
本テキストは、「第17回日本古典籍講習会(令和元(2019)年度)」(2019.7.2-5:国文学研究資料館、国立国会図書館共催)で使用された資料の一部です。
齋藤, 真麻理 SAITO, Maori
本テキストは、「第17回日本古典籍講習会(令和元(2019)年度)」(2019.7.2-5:国文学研究資料館、国立国会図書館共催)で使用された資料の一部です。
齋藤, 真麻理 SAITO, Maori
本テキストは、「第16回日本古典籍講習会(平成30(2018)年度)」(2019.1.22-25:国文学研究資料館、国立国会図書館共催)で使用された資料の一部です。
岡田, 貴憲 OKADA, Takanori
本テキストは、「第17回日本古典籍講習会(令和元(2019)年度)」(2019.7.2-5:国文学研究資料館、国立国会図書館共催)で使用された資料の一部です。
堀川, 貴司 HORIKAWA, Takashi
本テキストは、「第16回日本古典籍講習会(平成30(2018)年度)」(2019.1.22-25:国文学研究資料館、国立国会図書館共催)で使用された資料の一部です。
山本, 和明 YAMAMOTO, Kazuaki
本テキストは、「第17回日本古典籍講習会(令和元(2019)年度)」(2019.7.2-5:国文学研究資料館、国立国会図書館共催)で使用された資料の一部です。
小林, 健二 KOBAYASHI, Kenji
本テキストは、「第17回日本古典籍講習会(令和元(2019)年度)」(2019.7.2-5:国文学研究資料館、国立国会図書館共催)で使用された資料の一部です。
吉光, 紀行 (山口大学) Yoshimitsu, Noriyuki
2010年10月8日(金)に開催された、琉球大学附属図書館・広島大学図書館ShaRe2共催研修会「共同リポジトリの現状と今後 ~沖縄地域学リポジトリ正式公開を迎えて~」における講演スライド。
井上, 麻依子 INOUE, Maiko
市民間における文書館の知名度は、多少の広がりを見せてはいるものの、いまだに極めて低いというのが現状である。それは、文書館が史料保存のために設立された施設であったため、長い間史料の劣化を促進する市民の利用を敬遠しがちだったからである。
小川, 雅貴 岸山, 健 OGAWA, Masataka KISHIYAMA, Takeshi
「塗る」のような壁塗り代換を起こす日本語の動詞には,「動作によって移動する移動物」を目的語で表す移動物目的語構文(「壁にペンキを塗る」)と「動作の生じる場所」を目的語で表す場所目的語構文(「壁をペンキで塗る」)がある。両構文に共起する結果述語は,移動物目的語構文内で斜格語を修飾したり(「壁にペンキを【赤く】塗る」),場所目的語構文内で目的語を修飾したり(「ペンキで壁を【赤く】塗る」)して,「場所」の変化を表せる。しかし,同じ叙述対象の状態変化を表す2つの構文がどのように使い分けられるのかは明らかでなく,2つの内いずれが選ばれるのかを機能的に説明する必要がある。そのため,両構文での結果述語が,場所と移動物のどちらの変化を表する傾向が強いか調査する。ここでは,結果述語として形容詞連用形を取り上げ,形容詞が壁塗り代換動詞に係る文を分析する。さらに,「現代日本語書き言葉均衡コーパス」データに係り受け解析器KNPを適用し,統語構造に基づいてデータを抽出した過程も詳述する。
望月, 道浩 Mochizuki, Michihiro
2009年度から2011年度にかけて、琉球大学の教職科目(「教育課程」科目)を履修する学生に対し、各自の小学校・中学校・高等学校時代を振り返ってもらいながら学校図書館の利活用経験に関するアンケート調査を実施した。調査対象者は390名(回答者数262名)である。学生の学校図書館の授業での利活用経験の実態は、「図書館の利用の仕方」、「本の並び方(分類)」、「本の探し方(目録)」、「百科事典などの使い方(索引)」については、概ね学習経験があるものの、「レポートの書き方」、「引用の仕方」については、8割以上学習経験がないと回答した。教職課程を履修している学生にとって、高等学校段階までの学校図書館利活用経験がない場合、教員として最低限必要と思われる図書館機能への理解度についても否定的な回答をしていることが明らかとなった。
国際日本文化研究センター, 資料課資料利用係
日文研の図書館だより(内部向け)2018年1月号です。
国際日本文化研究センター, 資料課資料利用係
日文研の図書館だより(内部向け)2018年10月号です。
国際日本文化研究センター, 資料課資料利用係
日文研の図書館だより(内部向け)2017年11月号です。
国際日本文化研究センター, 資料課資料利用係
日文研の図書館だより(内部向け)2019年6月号です。
国際日本文化研究センター, 資料課資料利用係
日文研の図書館だより(内部向け)2020年11月号です。
国際日本文化研究センター, 資料課資料利用係
日文研の図書館だより(内部向け)2019年2月号です。
国際日本文化研究センター, 資料課資料利用係
日文研の図書館だより(内部向け)2018年4月号です。
国際日本文化研究センター, 資料課資料利用係
日文研の図書館だより(内部向け)2019年10月号です。
国際日本文化研究センター, 資料課資料利用係
日文研の図書館だより(内部向け)2018年8月号です。
国際日本文化研究センター, 資料課資料利用係
日文研の図書館だより(内部向け)2017年12月号です。
国際日本文化研究センター, 資料課資料利用係
日文研の図書館だより(内部向け)2020年5月号です。
国際日本文化研究センター, 資料課資料利用係
日文研の図書館だより(内部向け)2022年12月号です。
国際日本文化研究センター, 資料課資料利用係
日文研の図書館だより(内部向け)2018年5月号です。
国際日本文化研究センター, 資料課資料利用係
日文研の図書館だより(内部向け)2021年4月号です。
国際日本文化研究センター, 資料課資料利用係
日文研の図書館だより(内部向け)2019年9月号です。
国際日本文化研究センター, 資料課資料利用係
日文研の図書館だより(内部向け)2021年7月号です。
国際日本文化研究センター, 資料課資料利用係
日文研の図書館だより(内部向け)2023年2月号です。
国際日本文化研究センター, 資料課資料利用係
日文研の図書館だより(内部向け)2019年5月号です。
国際日本文化研究センター, 資料課資料利用係
日文研の図書館だより(内部向け)2021年11月号です。
国際日本文化研究センター, 資料課資料利用係
日文研の図書館だより(内部向け)2019年4月号です。
国際日本文化研究センター, 資料課資料利用係
日文研の図書館だより(内部向け)2022年1月号です。
国際日本文化研究センター, 資料課資料利用係
日文研の図書館だより(内部向け)2023年1月号です。
国際日本文化研究センター, 資料課資料利用係
日文研の図書館だより(内部向け)2018年12月号です。
国際日本文化研究センター, 資料課資料利用係
日文研の図書館だより(内部向け)2017年6月号です。
国際日本文化研究センター, 資料課資料利用係
日文研の図書館だより(内部向け)2022年2月号です。
国際日本文化研究センター, 資料課資料利用係
日文研の図書館だより(内部向け)2018年2月号です。
国際日本文化研究センター, 資料課資料利用係
日文研の図書館だより(内部向け)2022年6月号です。
国際日本文化研究センター, 資料課資料利用係
日文研の図書館だより(内部向け)2021年9月号です。
国際日本文化研究センター, 資料課資料利用係
日文研の図書館だより(内部向け)2022年10月号です。
国際日本文化研究センター, 資料課資料利用係
日文研の図書館だより(内部向け)2020年8月号です。
国際日本文化研究センター, 資料課資料利用係
日文研の図書館だより(内部向け)2022年9月号です。
国際日本文化研究センター, 資料課資料利用係
日文研の図書館だより(内部向け)2017年5月号です。
国際日本文化研究センター, 資料課資料利用係
日文研の図書館だより(内部向け)2019年3月号です。
国際日本文化研究センター, 資料課資料利用係
日文研の図書館だより(内部向け)2021年5月号です。
国際日本文化研究センター, 資料課資料利用係
日文研の図書館だより(内部向け)2022年7月号です。
国際日本文化研究センター, 資料課資料利用係
日文研の図書館だより(内部向け)2020年3月号です。
国際日本文化研究センター, 資料課資料利用係
日文研の図書館だより(内部向け)2020年7月号です。
国際日本文化研究センター, 資料課資料利用係
日文研の図書館だより(内部向け)2019年7月号です。
国際日本文化研究センター, 資料課資料利用係
日文研の図書館だより(内部向け)2021年10月号です。
国際日本文化研究センター, 資料課資料利用係
日文研の図書館だより(内部向け)2020年2月号です。
国際日本文化研究センター, 資料課資料利用係
日文研の図書館だより(内部向け)2017年7月号です。
国際日本文化研究センター, 資料課資料利用係
日文研の図書館だより(内部向け)2018年7月号です。
国際日本文化研究センター, 資料課資料利用係
日文研の図書館だより(内部向け)2023年3月号です。
国際日本文化研究センター, 資料課資料利用係
日文研の図書館だより(内部向け)2020年9月号です。
国際日本文化研究センター, 資料課資料利用係
日文研の図書館だより(内部向け)2019年8月号です。
国際日本文化研究センター, 資料課資料利用係
日文研の図書館だより(内部向け)2017年8月号です。
国際日本文化研究センター, 資料課資料利用係
日文研の図書館だより(内部向け)2021年6月号です。
国際日本文化研究センター, 資料課資料利用係
日文研の図書館だより(内部向け)2018年11月号です。
関連キーワード